マルタ留学 - ESE⑥(授業の様子)
今回は、「ESE Malta」の授業の様子について書きたいと思います。
ESEについてのこれまでの記事は、こちらをご覧ください。
授業は大きなテーブルを囲んで
授業は、大きなテーブルを囲んで座る形で行われます。
講師も基本的には座っていますので、座談会のようなイメージでしょうか。
講師の座る席だけだいたい決まっており(ホワイトボードの近く)、生徒は基本的には自由です。
テーブルは丸いものと四角いものがありましたが、いずれにせよ教室ぴったりという感じで、決して広くはありませんでした。
(授業中にトイレに行くときに、後ろを通るのに少し気を使う)
ちなみに、シドニー留学のときは、2〜4名がけの小さいテーブルに分かれて座る形で、個人的にはそちらの方がよかったのですが、そこまでの差はありません。
講義よりも実践重視
これはシドニー留学のときも同じだったのですが、授業は単なる講義形式ではなく実践が重視されており、生徒同士での会話練習に多くの時間が割かれます。
たまにロールプレイのようなことを行うこともありましたが、通常は、授業で出てきた話題や文法をネタにして、お互いに質問し合うといった程度のものでした。
そのためフリートークになることもよくありましたが、だからといってダメということはなく、脱線しすぎなければ、より実践的と言える側面もあると思います。
講師もその間放置しているわけではなく、我々の会話に耳を澄ませていて、文法や発音がおかしかったら訂正してくれます。
(そんなに割り込んではきません)
ペア組みについては、上述のとおりみんなで大きなテーブルを囲んで座っている状態で、講師がレッスン開始時にペア(余りが出るときはそこだけ3人)を指定します。
基本的には隣同士でペアを組ませるだけですが、同郷人(もしくは母国語が同じもの同士)が並んでいるときには、席替えさせられることもありました。
内容によっては、3人ずつに分けられたり、全体で半々のチームに分かれたりすることもありました。
出席率は高くはない
以前の記事(マルタ留学 - ESE①(学校や寮のこと))にも書きましたが、マルタのようなリゾート地でみんながそんなにまじめに勉強ばっかりしているわけもなく、出席率は高くはなかったです。
(私のような友だちのできない中年男性は、授業に出るしかなかったのですが...)
たとえば、10名のクラスなのに5名しか来ていない、ということもちょいちょいありました。
出席日数はチェックされていて、あまり出席率が低い(ボーダーラインは80%ぐらいだったと思うのですが、定かではありません)と卒業証書がもらえないといったペナルティーはあるのですが、しょせん語学学校の卒業証書ですしねぇ...
遅刻にはそこまで厳しくはありませんが、最低限の規律はあり、15分を過ぎたら出席は認められないことになっておりました。
一応カリキュラムがある
こちらの記事(マルタ留学 - ESE③(授業について))でご紹介したテキストは、いわゆる「教科書」と変わらないものですので、授業にも流れ(カリキュラム)があるにはあります。
テキストの目次は下の写真のようになっており(わかりにくいかもしれませんが)、各章でどのような文法、語彙などを扱うかも決まっています。
※テキストの目次。
あるべき論で言えば、第1章から教わることができた方がいいのでしょうが、週単位で生徒が次々と入れ替わる以上、個々の生徒に合わせることは不可能であり、現実には途中の章から入って途中の章で抜けることがほとんどです。
授業のペースは1週間に1章ずつ程度で、このテキストは全部で16章ありますが、たしか12週間で1周したと思いますので、途中の章が飛ばされるか、1週間に2章進むことがあるのでしょう。
結果として、最初の週にいきなり「先週やった○○を使って〜」みたいなものに出くわすこともありますが、講師も最低限のフォローはしてくれますので、あまり問題にはなりません。
それでも「文法などに不安があるのではじめからきちんと教わりたい」という人は、そもそも海外留学ではなく、日本で日本人の講師に教えてもらえる環境の方がいいでしょう。
以上は、シドニー留学のときも同じようなものでした。
今回はここまでで。
ESEについては、こちらの記事もご覧ください。