シドニー留学 - 多様性を肌で感じられる街
今回も、シドニーがどのようなところかを書こうと思います。
過去の記事は、こちらをご覧ください。
まさに多国籍
私が、セブ島とマルタの次の留学先にオーストラリアを選んだ一番の理由は、
「次はネイティブの国に行きたい。日常的に英語に囲まれて暮らすことが、英語力の向上につながるのではないか」
と期待していたからでした。
セブ島やマルタでも、ほとんどのお店やタクシーで英語が通じますし、日常的に英語が耳に入ってくる環境ではあったのですが、一方で、現地の言葉や何語かわからない言葉もよく耳にしておりました。
(スペイン語やイタリア語が多かったのかもしれませんが、私には判別できません...)
しかし、実際にシドニーに行ってみると、実に様々な国や地域から来た人がおり、英語以外の言葉もよく耳に入ってきました。
ですので、当てが外れた側面もあったのですが、結果的には、多様な人・文化に触れられたことで、個人的には以前よりオープンな人間になれたように思います。
よって、もしあなたがシドニー留学を検討されていて、以前の私と同じような期待を持たれていたらご注意いただきたいのですが、完全な英語漬けになれないことのデメリットよりも、多様であることのメリットの方がはるかに大きいと思いますので、むしろプラスに捉えていただけたらと思います。
昔はイギリスの流刑地だった
ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、オーストラリアの人種的多様性には、もともとはイギリスの流刑地だったという歴史的背景もあります。
「島流し」ならぬ「大陸流し」(オーストラリアは島ではなく大陸です)をしていたなんて、さすが大英帝国ですよね。
ただし、決して囚人だけがオーストラリアに移り住んだわけではなく、普通の入植者の方が数は多かったそうですが。
ちなみに、オーストラリアにはもともと「アボリジニー」と呼ばれている人たちが住んでいたわけですが、この「アボリジニー」という言葉は、もとは「原住民」を表す普通名詞だったそうです。
アジア人の中では中国人が多い
これはもう、現在の中国のパワーを感じずにはいられないものがありました。
見た目にはあまり区別のつかない(少なくとも私にとっては)日本人、中国人、台湾人、韓国人のうち、街で見かける人の8〜9割(私の肌感覚ですが)は中国人というような状態でした。
聞こえてきた言葉で判別していただけですので、一部は台湾人もいたのでしょうが、まあほとんどは中国人だったのだと思います。
ちなみに、日本のニュースサイトを見ていると、「中国人のオーストラリアの大学などでの振る舞いが問題になっている」みたいなニュースを見かけることがありますが、少なくとも私は気になったことはありませんでした。
飲食店も多国籍
シドニー留学中はフードコートで食事をすることが多く(ホームステイ先を除いて)、いろいろなところに行きました。
シドニーでは、東京の都心部に比べて、デパートや複合施設の中にフードコートが入っていることが多く、逆にレストラン街のようなものはあまりありません。
フードコートにはいろいろな国の飲食店が入っており、たいていは次のような料理が一通り揃っています。
- ハンバーガー
- サンドイッチ(というかほぼサブウェイ)
- ピザ
- 寿司(つくり置きのテイクアウト)
- ラーメン(日本の)
- その他和食(丼ものなど)
- 中華料理
- タイ料理
- ベトナム料理(フォーなど)
- インド料理(カレーなど)
- メキシコ料理(タコス、ブリトーなど)
- トルコ料理(ケバブなど)
- ジェラート
「サブウェイ」だけ具体的なお店の名前を挙げましたが、シドニーには、本当に至るところにサブウェイがあります。
なお、「オーストラリア料理」というものはないわけでもないようなのですが、私はオーストラリア料理のお店には出会いませんでした。
多国籍とはあまり関係ありませんが、オーストラリアでは、「バーガーキング」 は「HUNGRY JACK'S」という名前になっておりました。
(アメリカから入ってきていますので、多国籍に関係なくもないですかね?)
「バーガーキング」がオーストラリアに入ってきたときに、すでに同名の商標が使われていたため、このような名前になったそうです。
「バーガーの王様」から「腹ペコジャック」というのは、ずいぶんな格下げですよね(笑)
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今回はここまでで。
次回もシドニーの話を書こうと思います。