シドニー留学 - どんなところか?(地理・気候)
今回から、オーストラリアのシドニーに留学していたときの体験などを書いていきたいと思います。
シドニーには、2017年8月下旬から11月下旬までの12週間ほど留学しておりました。
※シドニーと言えば、やっぱりオペラハウスでしょうか。
これはフェリーの上から撮った写真です。
まずはシドニーがどのようなところかを書こうと思いますが、フィリピン・セブ島やマルタに比べればはるかに有名な都市ですので、「別にわざわざ説明してもらわなくても...」と思われる方もいらっしゃるとは思います。
ただ、私自身は、留学を決めてからはじめて知ったり、実際に行ってみて肌で感じられたりしたことが多々ありましたので、そのようなことを書いていきたいと思います。
首都ではない
これはご存知の方も多いと思いますが、シドニーはオーストラリアの首都ではありません。
オーストラリアの首都は「キャンベラ」です。
なんでも、もともとはシドニーとメルボルンがオーストラリアの二大都市であり、どちらを首都とするかで争っていたのですが、平和に間を取ってキャンベラに首都を置くということで決着したそうです。
実際に地図で見てみると、キャンベラはだいたい2都市の中間に位置しています。
「ではその前はどこが首都だったんだろう?」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、軽く調べた限りでははっきりとはわかりませんでした。
キャンベラが首都になったのと、オーストラリアがイギリスから独立したのが同時期であり、それまでは首都というものはなかったということでよさそうですが。
ちなみに、キャンベラはもともと栄えていたわけではなく、今も栄えているとは言えないところみたいです。
けっこう南の方にある
オーストラリアに行かれたことのない方でも、オーストラリアという大陸の形はある程度イメージできると思います。
ですが、「シドニーはどこにあるか?」と問われたときに、おおよそでも位置を地図上で示せる人は、けっして多くはないのではないでしょうか?
(少なくとも私はダメでした)
実際に世界地図をご覧になっていただけるとわかるのですが、シドニーはオーストラリアの中でもけっこう南の方にあります。
かつ、東側の海沿いです。
調べて見たところ、シドニーの緯度は南緯33.8度で、南アフリカの喜望峰(南緯34.3度)とほとんど変わりませんでした。
「だからどうしたの?」って聞かれても困るのですが...
寒暖差が大きい
「寒暖差が大きい」というのは、いろいろな点で言えます。
オーストラリアは南半球にあるため、日本とは四季が逆だというのは私もわかっていたのですが、実際に行ってみると、やはりとても差を感じました。
私がシドニーに行ったのは8月の終わりごろで、東京の「まだまだ残暑」という気候から、シドニーの「もうすぐ春だけどまだ冬」という気候にがらっと変わったため、はじめのころはとにかく寒くて仕方がありませんでした。
また、これはガイドブックなどにも書いてあったためわかってはいたのですが、一日の寒暖差が大きいため、「昼はTシャツだけでもいいぐらいだけど、夜は上着もほしい」というような日もけっこうありました。
一方で、これはガイドブックなどの情報に微妙なところがあるのですが、夏は「酷暑」と言ってもいいぐらいまで気温が上がります。
ガイドブックなどには、夏は最高気温が30℃程度で、年間を通して最高気温と最低気温に大きな変動はないというグラフが載っているのですが、今年(2018年)の1月ごろには、連日40℃前後の日が続いていたようです。
昨年の夏も同様だったと聞いており、今年だけというわけではありません。
「ガイドブックの情報は月ごとの平均値であり、日単位で見た場合の最高気温よりは低い値になる」ということかもしれませんが。
地球温暖化のために、近年どんどん気温が上がっているというのもあるのでしょう。
花粉症がある
・・・と、花粉症の人をビビらせるような見出しをつけましたが、多くの人は、そんなに気にしなくても大丈夫だと思います。
私の場合、東京では、毎年2月下旬ごろから4月上旬ごろまでは大変なのですが、それ以降は問題はなく、秋も全く問題ありません。
シドニーにいたときは、暖かくなってきたころに、一日のうちで数時間だけくしゃみ・鼻水が続いたことがあり、「なんだこれ、もしかして花粉症?!」と慌てたことがありました。
調べたところ、案の定シドニーにも(というかオーストラリアにも)花粉症があることがわかったのですが、日本とは杉の量や種類が違うみたいで、その後は問題ありませんでした。
ですが、私よりも重度の花粉症で、日本で秋にも症状が出たりするような方は、注意しておいた方がよさそうです。
とはいえ、季節が逆の日本で、行く前に薬を処方してもらうようなことができるのかわかりませんが。
(現地の薬局に花粉症のポスターがありましたし、現地にも薬はあるにはあります)
今回はここまでで。
次回もシドニーのことを書こうと思います。