イケハヤ本から学んだ「読まれないブログ」

私は今年(2018年)の元旦からこのブログをはじめたのですが、3ヶ月で34本という更新頻度の低さもあり、まあ読んでもらえません。

プロブロガーを目指しているわけではないものの、自分なりに価値がある(誰かには)と思っている情報を届けたくてはじめましたので、やっぱり読まれたい

(そして、できればお小遣いぐらい稼ぎたい...)

 

そこで、こちらの本を読んでみました。

 

武器としての書く技術 (中経出版)
KADOKAWA / 中経出版 (2013-06-27)
売り上げランキング: 2,439

 

ブロガーとして有名な「イケダハヤト」さんが、少し前に書かれた本です。

とんがった物言いをされることが多いため、アンチも多いイケハヤさんですが、こちらの本は全然トゲトゲしていませんでした。

 

そして、この本を読んで、自分がいかに読まれないブログを書いていたかがわかりました。

本当は「どうしたら読まれるブログを書けるか」が書ければいいのでしょうが、残念ながらそこまでのことは書けません。

ですが、「何がNGか」についてはいろいろと学びがありましたので、上記の本から引用しつつ、私なりに考えたことを記していきます。

 

言い切れないことに言う価値はない

断定するのは、最初は怖いかもしれませんが、試しに、書いた文章から「〜だと思います」「〜な気がします」「〜かもしれません」という弱気ワードを削ってみて下さい。パンチの効いたスッキリとしたいい文章になるはずです。

 あなたの言いたいことは思ったほど伝わらない。表現はちょっと強めくらいでちょうどいいのです。心からそう思うのなら、言い切っちゃいましょう。言い切れないようなことは、言う価値もありません。

イケダハヤト.武器としての書く技術(中経出版)(pp.25-26)..Kindle版.

 

これは刺さりました。

いままでどれだけ「〜と思います」「〜かもしれません」を多用してきたことか...

そりゃそうですよね、私が何らかの権威とかなら別ですが、どこの馬の骨ともわからない奴があいまいな言い方をしている情報なんて、誰が欲しがるのかって話です。

もちろん、裏の取れていない情報や根拠のない話をむやみに断定調で書くのは論外ですが、何者でもない自分が書いている以上、言い切るだけの「覚悟」(と最低限の根拠)がなければ何も伝えられませんよね。

 

本心を語ることの誠実さ

臆することなく言いたいことを言うというのは、自他に対する「誠実さ」を貫く生き方ともいえるでしょう。

イケダハヤト.武器としての書く技術(中経出版)(p.29)..Kindle版.

 

本当はこの前後も引用したいのですが、長くなってしまうため、私なりにまとめますと、

「誰かを傷つける可能性があっても、本当にそう思っているのであれば、言いたいことを言うことこそが、自分に対しても他人に対しても誠実な態度である」

ということです。

もしこれがFacebookであれば、必ずしもそうだとは思いません。

友人や知人を、こちらの都合である日突然斬りつけることもないでしょう。

ですが、ブログでは、それでは誰にも届きません。

たとえ誰かを傷つけるかもしれなくても、自分に対する「誠実さ」から出たものであれば、きっとほかの誰かの役に立つ情報になるはずです。

 

まずサビ、そしてワンテーマ

悠長に起承転結している場合ではありません。まず、結論。まず、サビ。これを意識しておくことです。

イケダハヤト.武器としての書く技術(中経出版)(p.41)..Kindle版. 

基本的に「ひとつの記事ではひとつのテーマ」という原則にもとづき、文章を執筆すべきです。

イケダハヤト.武器としての書く技術(中経出版)(p.71)..Kindle版.

いずれも、仕事の世界でもよく聞く話ではありますが、これまでの自分のブログではあまりできていなかったなと。

言われてみれば当たり前の話で、ググったか何かしてたまたま辿りついた赤の他人の文章なんて、誰もじっくり読み込もうとはしませんよね。

シンプルでわかりやすく、しかも読む価値がある文章でなければなりません。

難しいですね...

 

ブログを通じて自分を再発見・再構築する

ブログを用いた自己表現というのは、「希薄になった自分の濃度を高める作業」です。

イケダハヤト.武器としての書く技術(中経出版)(p.229)..Kindle版. 

ブログを書き、まずは自分が「すぐに賢者の皮をかぶろうとする、へっぴり腰の臆病者」であることに気づきましょう。そして、その臆病と戦い、希薄になった自分を取り戻していきましょう。

イケダハヤト.武器としての書く技術(中経出版)(p.232)..Kindle版.

ブログを書くことの目的は、自分のなかの「わがまま」に火をつける、といってもいいでしょう。ぼくたちはもっと自分のなかに潜む「わがまま」に許しを与えてあげるべきです。

イケダハヤト.武器としての書く技術(中経出版)(p.233)..Kindle版.

よく「日本人は自己主張が苦手だが、欧米人は〜」みたいな話を見かけますが、私が留学生活で触れてきた範囲で言えば、そんなに大きな違いは感じませんでした。

むしろ、「人間なんてそんなに変わらない」と思うか、「人種よりも一人ひとりの個性の差の方が大きい」と思うことの方が多かったです。

ただ、そもそも確かな自分というものがなければ、それを伝えることもできませんし、相手に理解してもらうこともできません。

この「確かな自分」というのがなかなか難しいところで、「世間的な模範解答」の下に、本当の自分の考えが埋もれてしまっている人が少なくないのではないでしょうか。

 

ブログを通じて自分を再発見・再構築していくことで、ほかの人にとって読むに値する考えを発信していけるようになる、そう信じてこれからもブログを書いていきます。