シドニー留学 - ELC②(生徒は世界中から)

今回は、「ELC(English Language Company)」の生徒について書いていきます。

 

※こちらのホームページは、重くてなかなか開かないことがあります。

www.elc.edu.au

 

これはマルタなども同じですが、オーストラリアは留学生集めに非常に力を入れており、世界中から留学生が集まってきます。

(「世界中」といっても、もちろんアメリカやイギリスからは来ませんし、中東やアフリカからの生徒も見ませんでしたが、まあいいですよね)

個人的にはセブ島留学もとても有意義だったと思っており、人にもお勧めできるものでしたが、生徒の国籍の幅広さは、シドニー(やマルタ)ならではの魅力でしょう。

いろいろな国の人と交流できたのは本当にかけがえのない経験でしたので、もし今あなたが留学を検討されているのであれば、迷っていないで行っちゃいましょう!

帰国後のことで不安があっても、そのときがんばればいいんです。

 

どのような国から来ているか

以降は私の経験に基づいたものであり、時期によっても変わりますので、あくまでもひとつの目安とお考えください。

留学生の国籍ですが、地域別では、アジア:ラテン:ヨーロッパの割合が同じぐらいが、少しヨーロッパが少ない程度でした。

(正確には「ラテンアメリカ」と書くべきかもしれませんが、個人的にしっくり来ないので「ラテン」で行きます)

マルタと比べると、アジアが増えてヨーロッパが減った印象です。

この点は、やっぱり地域性が出ていますね。

 

私が接点のあった範囲に限られますが、国別では、以下の各国(地域)から留学生が集まっておりました。

 

アジア 日本、タイ、韓国、台湾
ラテン ブラジル、コロンビア、チリ、メキシコ、ペルー、アルゼンチン
ヨーロッパ スイス、ドイツ、イタリア、フランス、スウェーデン、ベルギー、スペイン

 

目立ってどこの国が多かったということはありませんが、比較的多かったのは、日本、タイ、韓国、スイスあたりでしょうか。

夜のクラスではブラジル人が多いという話も聞きました。

(そのような留学生は、昼間は働いています) 

日本人が多いと言っても相対的なものであり、クラスに日本人は私一人ということもよくありました。

 

みんな若い

もしかしたら、私のようにそれなりの年齢の方は、この点が気になっているかもしれませんね。

やっぱりみんな若かったです。

ほとんどは20代で、30代が少しいて、10代もまれにいましたが、40代以上はあまりいませんでした。

 

あるとき、授業中に「携帯電話をはじめて持ったのは何歳のときか」という話題になり、

 

「18歳のとき」

「私もそれぐらい」

「私は12歳のとき」

「おおー、早いねー」

 

というやりとりの中で、

 

「私は21歳。ただし20年前だけどね

 

なんて会話をしていたこともありました...

 

もっとも、年齢で気を使われることはありませんので、こちらがオープンでいれば大丈夫です。

ノリなどで「やっぱり若いなぁ」と思うことはありましたが。

 

ワーホリが多い

これは日本人留学生もほかの国の留学生もそうなのですが、「ワーキングホリデー」で来ている人がたくさんいました。

そのような人たちは、「授業後や週末は仕事」という場合がほとんどです。

その中でもまじめに勉強もしている人もいれば、仕事が忙しいことを言い訳にしてさぼりがちという人もいましたが、とりあえず、「日本人は勤勉」というのはウソですね。

そもそも、「○○人は××」みたいなものはだいたい大げさです。

多少は国民性のようなものもありますが、結局は人によりけりですよね。

 

その他の思い出

日本語ペラペラのペルー人

見た目が明らかにラテン系なのに日本語がペラペラの生徒がいて驚いたのですが、シドニーに来る前は長く日本に住んでいて、日本の永住権も持っているという人でした。

ですが、オーストラリアへの移住を予定しており、もう日本に戻るつもりはないそうです(旅行で来ることはあっても)。

その人が移住することになったのは個人的な事情もあり、それ以上詳しい話を聞いたわけでもありませんが、少なくとも「日本に住み続けたい」と強く思ってはもらえなかったのかなと、今でも少し残念に思っております。

もっと外国人にも住みやすい、住みたいと思われる国に変えていきましょう!

 

日本人の女の子のムラ意識

すみません、これは個人的な愚痴ですが、よろしかったらお付き合いください。

 

私は全体的には楽しくすごすことができたのですが、とはいえ、こちらはいい年だし英語にもけっして自信はないしで、なかなか人の輪に入っていけないこともありました。

そんなある金曜日のこと、その日は私のクラスで中心的だった男の子2人の最終日で、授業後にみんなでどこかに出かけようという感じだったんですよね。

「みんな」というのは、クラスには関係なく、普段よく一緒にいた人たちのことです。

ただ、まだ時間が早かったので、フリースペースでみんなダラダラと時間を潰している状態でした。

これはチャンスだと思い、なんとか仲間に加わるべく、私も端っこの方で一緒に座っておりました。

 

そのメンバーの中に若い日本人の女の子が一人おりまして、いつも笑顔で気さくな感じの子だったんですよね。

それで、機会があれば仲良くなりたいと以前から思っており、「これまたチャンスだ」などというのも実はありました。

そうしたら向こうから話しかけてきてくれたのですが(日本語で)、それが次のようなやりとりで。

 

女の子「今日は一緒にいらっしゃるんですか?」

私  「まだ決めていないのですが、どうしようかなと」

女の子「今日は仲のいい人だけで行きたいので...(ご遠慮ください)」

 

いやぁ、一瞬何を言っているのか理解できませんでした。

海外の語学学校にいて、クラスも国籍も年齢も入学&卒業の時期もバラバラの人の集まりで、「仲のいい人だけ」なんて発想があるとは。

ちなみに、別に確認したわけではありませんが、ほかの人たちには、ほぼ間違いなくそんな発想はなかったはずです。

(上のやりとりの私の返しもどうなんだ、というのはありますが、そこはそっとしておいてください...)

 

ここで揉めても仕方ないですし、さすがに帰ろうとは思いましたが、その日が最終日の男の子2人のことが名残惜しくて残っていたら、その女の子から「まだ帰らないのか」的なことも言われました。

いつもの笑顔で。

このとき以来、やたらと笑顔の日本人の女の子は信用しないようになりました...

 

もちろんこんな人ばかりではなく、マルタのときなどは、みんなフレンドリーに接してくれていたんですけどね。

当たり前の話ではありますが、「日本人だからといって味方とは限らない」ということが身に沁みた経験でした。

 

今回は以上となります。

最後が愚痴になってしまいましたが、シドニーへの留学そのものは、本当に行ってよかったと思っていますよ。

そんな思い出の一枚を、最後に載せておきます。

 

※私の最終日の写真。

 右下の女性が先生で、この人に教われてよかったと心の底から思っています。

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ご覧のとおり国籍豊かで(といっても見た目にはわかりませんが、スイス人3人以外はバラバラです)、こんな環境で勉強していたなんて、今となっては「夢だったんじゃないのかな」なんて思うほどです。

戻れるものなら戻りたい...

 

ELCの生徒の話はここまでで。

ELCについては、こちらの記事もご覧ください。

 

シドニー留学 - ELC①(どんな学校?)

シドニー留学 - ELC③(コース・レベル・授業時間)

シドニー留学 - ELC④(授業は少人数に分かれて実践形式で)

シドニー留学 - ELC⑤(授業の中身や教材について)