マルタ留学 - ESE⑤(ゆかいな生徒たち)
今回は、「ESE Malta」で出会った留学生たちについて書こうと思います。
ESEについてのこれまでの記事は、こちらをご覧ください。
留学生の国籍は?
はじめにお断りしておきますと、以下は私個人の経験に基づいたものであり、正確に数を数えた調査結果でもありませんので、何卒ご理解ください。
また、私が留学していたのは2017年6〜7月でしたが、国籍割合や年齢層などは時期によっても変わると思います。
留学生の国籍はバラエティーに富んでおり、地域別ではヨーロッパ:ラテン:アジア = 5:3:2といったところでした。
(正確には「ラテン」ではなく「ラテンアメリカ」というべきなのかもしれませんが、個人的にピンと来ないので「ラテン」で行きます)
国別ではトルコが一番多かった印象がありますが、「実は日本だったのかも」という気もします。
今できる範囲で思い出してみたところ、下の表のような国々から集まってきておりました。
ヨーロッパ | トルコ、ロシア、キプロス、ドイツ、オランダ、イタリア、オーストリア |
ラテン | ブラジル、ベネズエラ |
アジア | 日本、韓国 |
実際には、まだまだほかの国からも来ていたと思うのですが(とくにラテン)、このあとのシドニー留学と記憶がごっちゃになってしまっていて、きちんと思い出せた結果が上の表になります。
なお、トルコやロシアは正確にはアジアに(も)含まれるのかもしれませんが、私の主観でヨーロッパに含めました。
日本人や他のアジア人は?
日本人は意外と多く、全体の1〜2割を占めていたと思います。
私の経験で言えば、10〜15名程度のクラスに、私を含めて2〜3名の日本人が常にいる状態でした。
(留学生は週単位で少しずつ入れ替わります)
さらに、日本人の8割ぐらいは20代の女の子で、しかも、ヨーロッパの暖かい土地にいるせいか、向こうから気軽に話しかけてきてくれる人が多かったです。
要するに・・・、天国だったんです・・・
ああ・・・あのときに帰りたい・・・
・・・気を取り直して。
私の周りには、ほかのアジア人は韓国人しかおらず、割合はざっくり日本人の半分ぐらいでした。
シドニー留学のときはタイ人と台湾人もまあまあいましたので、大きな違いだと思います。
中国人には出会いませんでしたが、おそらくこれから増えていくのでしょう。
男女比や年齢層は?
全体的には、男女比はまあ半々ぐらいだったと思います。
ただ、最終週だけ、なぜか「女の中に男が一人」状態に...
正直、これはちょっと辛かった...
下がそのときの写真です。
※最終週のクラス。
右から二人目のグレーのボーダーシャツを着ているのが講師です。
この人はとてもよかった。
年齢層は、やっぱり20代が一番多かったと思います。
3〜40代でバリバリ仕事しているという人には出会わなかったのですが(たぶん)、そのような人は、来ていたとしてもビジネス英語コースだったのかもしれません。
とくに記憶に残っている人たち
オタクなドイツ人の男の子
見た目にもちょっとオタクっぽい19歳の男の子だったのですが、「日本のアニメが好きだ」という話になり、私もそこそこは知っているため、「ドイツ人が好きなものぐらいなら何でもわかるぞ、どんと来い!」と思って何が好きか聞いたところ、返ってきたのがこのアニメ。
こんなの知らんがな...
YouTubeで少し見てみたのですが、エロ系要素がふんだんに含まれておりましたので、閲覧時にはくれぐれもご注意を。
違う星のもとに生まれたイタリア人
要はイケメンってだけなのですが、なんかもう嫉妬も生まれないレベルと言いましょうか。
髪がもじゃもじゃで、アニメのカウボーイビバップに登場する「スパイク」のような感じだったのですが、 顔の端整さもアニメキャラに劣らないものがあり、もう実写化するならあの人しかいないですね。
よれよれのタンクトップを着ていることもあったのですが、それがまたサマになっていて...
自信を持ってHを発音しないブラジル人の女の子
学校の近くに「Hugo's」というお店があり、授業でそのお店を話題にしたのですが、はじめ「ヒューゴーズ」のように発音していても通じず、文字で書いたところ、「ああ、『ウゴー』ね」と...
いや、英語ではHを発音しますから...
まあ、この件に限らず、この女の子に限らず、母国語が英語に近い国の人たちは、間違った発音で堂々とベラベラと話す人が多いため、苦労されている方も多いのではないでしょうか。
もっとも、日本人にもカタカナ語の癖などありますし、お互い様かもしれませんが。
政府が信じられないと嘆いていたベネズエラ人
あるときに「うそ」だったか「政府」だったかがテーマになったときに、ベネズエラ人の女の子が「政府のことが全く信用できない」と話していたのが、ある意味では一番印象に残っているできごとです。
もし「何のこと?」という人がいましたら、「ベネズエラ」だけで検索していただければ、いかに悲惨な状況にあるかがわかっていただけると思います。
その子とはあまり親しくはなれず、Facebookも交換しなかったため、いまではどうなっているのかわからないのですが。
海外に語学留学に来ていたくらいですので、親はそれなりの地位や身分の人だったのだとは思いますが、必ずしもそれが何かを保障するわけでもないでしょうし。
ただ、けっして明るい話題ではないのが難しいところですが、このとき以来ベネズエラのニュースが目に止まるようになり、自分にとって「知らない世界の関係のない話」ではなくなりました。
このような変化こそが、留学して一番よかったことかもしれません。
今回はここまでで。
ESEについては、こちらの記事もご覧ください。