マルタ留学 - ESE⑦(英語の苦労話)

今回は、「ESE Malta」での英語の苦労話を書きたいと思います。

 

ese-edu.com

 

以下は個人的な体験談ではありますが、今後留学される方には参考になる部分もあるはずです。

また、マルタ固有の話というわけでもありませんので、他の欧米系の語学学校に留学される場合でも参考になると思います。

 

ESEについてのこれまで記事は、こちらをご覧ください。

 

マルタ留学 - ESE①(学校や寮のこと)

マルタ留学 - ESE②(コース・レベル分け)

マルタ留学 - ESE③(授業について)

マルタ留学 - ESE④(講師について)

マルタ留学 - ESE⑤(ゆかいな生徒たち)

マルタ留学 - ESE⑥(授業の様子)

 

INTERMEDIATE(中級者)になるとだいたいみんなしゃべれる

こちらの記事(マルタ留学 - ESE(コース・レベル分け))に書きましたように、事前のオンラインテスト&インタビューの結果でレベルが分けられます。

私の場合は、おそらくオンラインテストがそれなりにでき、インタビューでも最低限の受け答えはできたために、「INTERMEDIATE(中級者)」に振り分けられました。

が、「INTERMEDIATE」ぐらいになると、だいたいみんな普通にしゃべれるんです。

こちらから見ると、「そんなにしゃべれるんだったら語学留学なんかしなくてよくない?」ってレベルです。

これは、ヨーロッパやラテンの国から来た人たちだけでなく、日本人の女の子たちも同様でした。

(日本人の男の子はダメだったということではなく、同じクラスになることがなかっただけです)

要するに、私のように「受験勉強してきて知識はそれなりにあるけど、使える英語が身についていない古い人間」だけがついていけなくなるという、よくある話です。

初日の授業のあと講師からレベルを下げたいか聞かれ、くやしかったのでそのまま残りましたが、そのあともずいぶん苦労しました。

 

ただし文法はわかっていない人が多い

上に書いたとおり、ほかの生徒は普通に話せている(ように聞こえる)のに、私はそんなに話せず聞き取れずで落ちこぼれ感が半端なかったのですが、それを多少埋め合わせてくれたのが文法の知識でした。

テキストにはいろいろな問題が載っているのですが、たとえば「書かれている英単語を並べ替えて意味の通る文章にする」みたいな日本の受験英語でもわりとよくある問題が、全然できない人が多いんです。

つまり、みんなペラペラとしゃべっているように聞こえても、実は語順は適当で、文法はよくわかっていないということが少なくありません。

私が聞き取れなかったのも、みんなの英語がデタラメだったせいという側面が多少はあったのだと思います。

 

だいたいみんな母国語訛りがある

さらに、少しずつ慣れていってわかったのですが、みんなそれぞれに固有の訛りを持っています。

こちらの記事(マルタ留学 - ESE⑤(ゆかいな生徒たち))にある、H音を発しないブラジル人の女の子の件も、その子に限った話ではなく、ポルトガル語スペイン語圏の人たちにはありがちなものでした。

ほかにもトルコ人が「doctor」を「ドクトル」と発音していたこともありましたし、私が聞き取れなかったものの中にも、訛りのせいというものはたくさんあったのだと思います。

もちろん、日本人にも共通的な訛りはありますので、お互い様ということでしょう。

 

ところで、訛りは英語では「accent」と言います。

昔学校で教わったときは、「アクセント」は「どこを強く読むか」のことだったと思いますが、どこでねじれてしまったのでしょうか?

この日本語でいう「アクセント」は、英語では「stress」です。

紛らわしいですよね...

 

とは言ってもリスニング教材は聞き取れない

「おれが聞き取れないのはみんなの訛りのせいだったのかー」で済めばよかったのですが、残念ながらそんなことはなく、テキストの付属CDを使ったリスニングでも、やっぱりついていけませんでした。

(授業中に、CDを使ってリスニングの練習をすることがときどきありました)

これはその後あれこれと手を出してみてわかったのですが、日本の市販の教材で、ここまでのスピードのものはほとんどありません。

にも関わらず、ネイティブのナチュラルスピードよりは、まだ少し遅くなっています。

つまり、日本の本屋で見かける市販教材のほとんどは、音声の点では初学者・初級者レベルにすぎないものということであり、そんなことでいいのかと疑問に感じております。

とはいえ、私も上記のスピードについていけるほどではなく、まだまだ勉強中の身ではありますが。

 

今回はここまでで。

次回も、引き続きマルタ留学のことを書くつもりです。